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Teaching skills up workshop in Mtwara technical secondary school
 3日~4日にかけてムトワラ技術中等学校でワークショップがあった。昨年の8月下旬にナチングウェアで行われたのと同じワークショップで佐藤フィールド調整員主催で行われた。一番古株の俺と服部隊員は4度目であり最後のワークショップだ。ムトワラ技術中等学校というのは、タンザニア南部の公立220校中トップの学校で、去年のFormIIの国家試験で数学で平均点が41点もあったらしい。しかも95点以上が10名もいたとか・・・。俺の学校は俺が赴任してから2年間かけて教えても70点以上の生徒は居なく平均点も13点だったから、本当に信じられないくらい優秀な学校に感じるよ。

 正直4度目だし、もう参加しなくてもいいかなと最初は思っていたんだけど、開催地がムトワラ技術中学校ということで、どんな生徒達がどのような環境で授業を受けているか見てみたいと思い参加することにした。しかもせっかくの開催地なので、俺が配属先で数学一番優秀だと思っているFormIIIのHajiとFormIVのSudiの2人を誘ってみた。2人ともとても行く気になってくれたので往復交通費と宿泊費、食事代は出してあげることにした。この2人にとっても自分達と同レベル以上の生徒が何人も居る中で授業を受け、彼らと交流したらとても刺激になると思ったからだ。配属先から彼ら2人を連れて行く許可をもらい、同僚の数学教師のRashidも校長からの許可とワークショップ参加費をもらい4名で参加することになった。

 2日の夜中1時過ぎに歩いてムトワラ行きのバススタンドに向かった。そして途中でHajiに会い2時前にはバススタンドに着いた。Sudiも間もなくやってきて2時のバスを待った。でも時間になってもバスは来なかった。昼間バスの時間を聞いて確認したのに本当に腹が立つ・・・。タンザニア人は皆では無いけど今回に限らず自分からは知らないとは言わず、分からないときでも平気で適当な返事をするんだ。結局バスが来たのは4時半過ぎ・・・。4人で真っ暗なバス停で3時間近く待ったよ。そして5時にバスは出発した。ひたすらウトウトしながら5時間半、朝10時半にムトワラに着いた。

 ムトワラについてからは佐藤フィールド調整員が予約をしておいてくれたゲストハウスにチェックインした。同僚と生徒は、ここのゲストは1泊8000Tshと高く隣の少し安いゲストハウスに泊まることにした。その後は4人で軽く朝食をとりその後は別行動。生徒は2人とも初めてのムトワラだったみたいで、それだけで興奮していた。俺は眠かったので夕方3時頃まで昼寝をした。3時過ぎには他の任地からも次々隊員がやってきて、揃ったところで佐藤さんの家に向かった。翌日からワークショップの準備と打ち合わせをするためだ。着いたときは既にムトワラと近隣の隊員が準備をほとんど終わらせておいてくれたので、俺達は特に何も準備をすることは無かった。軽く打ち合わせをして、15~16人も居たのに佐藤さんが予め準備してくれたムトワラの美味しい魚料理を鱈腹ご馳走になった。本当に上手かったし彼女に感謝した。翌日から頑張ろうと思ったよ。

 3日ワークショップ当日。朝から生憎の雨だったので俺はRashidと生徒と4人でタクシーで開催校まで向かった。雨でもほとんど遅れることなく皆集まった。そしてタイムテーブル通りに始まり、俺は最初に授業をすることになった。俺が選んだトピックはFormIVの生徒を対象に国家試験対策のSet。Venn diagramを描くときは真ん中から埋めること、"数学を勉強する"というセンテンスと"数学だけを勉強する"というのは完全に異なるんだというのを強調して教えて何問か過去問を解かせる形で行った。生徒が何故か異様に静かでリアクションも予想していたより少なく、こっちが緊張してしまい、いつもの7割の出来という感じで俺はちょっと不本意ながら授業を終えたよ・・・。見学者からはもっと声にストレスが必要だ、黒板は分割して使った方がいいというアドバイスをもらった。緊張で声が小さく単調になっていたんだろう・・・。黒板を分割した方がいいというのは、前にも言われた気がする・・・。これはすっかり忘れていた。褒め言葉はティーチングエイドがよく準備してあって分かり易い、スワヒリ語が流暢だと言われた。これらは素直に嬉しいし今後も継続していくつもりだ。ともあれ最初に授業が終わってほっとした。

 次の授業は俺は同僚のRashidの授業を見学した。トピックはFormIVの生徒を対象にしたLinear programming。このトピックをどうしても同僚にやってもらいたかったので、このワークショップのRashidの参加が決まってから、彼がトピックを決め兼ねているとき、俺がLinear programingをやってくれないか?とお願いしたんだ。そうしたらすんなり構わないよと言ってくれた。あっさりOKしてくれて拍子抜けしたけど、本当にラッキーだ。このトピックは問題文から2つの不等式を作り描きその領域内での交点から最大利益や効率を求める問題で、これは結構難しいトピックだと思っているし、実際まだFormIVの生徒には教えていない。俺が任地を離れた後、学校が1ヶ月のTerm休みの間にRashidに頼めるかどうか見極めたかったんだ。それ以外にも単純にRashidの授業を見てみたいというのもあったんだけどね。ともあれ彼は俺以上に全然準備をしてこの授業に取り組んでくれ、不等式の復習からしっかり入り本当に全く問題なさそうだった。白熱してタイムテーブルがあるのに20分もオーバーして100分も授業してしまったくらいだからね。これはさすがに見学者から注意されていたけど・・・。でもグラフペーパーまで用意していて、本当に素晴らしい授業だった。このトピックは毎年国家試験にも出題されるので、俺が任地を離れてから後任者が赴任するまでの間にRashidにやってもらおうと思うし全然安心して任せられるよ。
 
 その次の授業ではMsambwaというムトワラの学校の教師のFormIIIのトピックであるStatisticsを見学した。この授業は本当に見学しおいて良かったと思った。Statisticsの中でもMedianを求め方を理解させる授業でとても勉強になった。俺達隊員は日本では普通MedianやModeの求め方なんて勉強しないので、しかもタンザニアの教科書も間違いだらけで、結構隊員が頭を悩ませるトピックの一つなんだ。俺も実際FormIIIの生徒に去年教えたときは、Medianの公式の意味が分からなかったので、生徒に公式の暗記だけさせて、必要な因子は求めて代入するだけだとしか教えられなかった。だから自分自身突然生徒にMedianを教えてくれと言われると公式を忘れてしまっていて、焦ったことも何度かあった。でもこの教師はどうしてこの公式を使うとMedianが求められるのか?という公式の意味を生徒に教えていて、ちゃんと理解すれば公式なんか覚える必要ないくらいな感じで授業をしていた。実際見学していた俺も公式に頼らずMedianを求められるようになった。これで多分一生忘れることは無いし、生徒にいつ聞かれてももう大丈夫だ。本当に勉強になったので俺も中間テスト明けからFormIIIの生徒にこのように教えていくつもりだし、FormIVの生徒にも補講で教え直そうと思った。タンザニアの中でもここまで分かっている教師っているんだなぁと初めて思った。彼の生徒達はきっと優秀だろうなぁ。

 3日はこんな感じで3つの授業&評価ミーティングで終了した。夕方は皆で軽く飲みながらChipsy&Mayaiなどをつまみながら楽しんだ。この晩からゲストハウスに泊まっていた生徒2人が学校の寮に泊めさせてもらえることになった。これは生徒にとってとても良い交流の機会だ。4日は朝一で開催校の先生の授業のFormIIIのCircleというトピックを見学した。円の性質で円周角から弧の長さを求めたりする授業なんだけど、与えられた弧の長さが円周よりも長く円周角が2700度とかなる滅茶苦茶なひどい問題を出されていた。それでも生徒は多少混乱しながらもちゃんと答えていたし授業についていっていた。この教師は見学者からも色々と指摘をされていた。聞くところによるとこの学校は南部一だからと言って教師が皆優秀というわけでは無いらいしい。何人かはろくに分かっていない教師も数人居るみたいだ。彼がその中の一人だったみたいだ。優秀な生徒は教師に頼らずTutionや自習で勉強を進めるらしいんだ。だから逆に学校の授業の方が復習になるような感じらしく、教師の質問にも皆英語で自信をもって答えていた。俺の配属先ではまず見られない光景だ。これにはHajiもSudiも驚いたようだ。でも彼らも気後れせずに頑張って挙手していたけどね。配属先ではほとんどが質問しても、分からないか自信無さ気に皆前の人が言った答えをコピーして言うだけなのに、ここの生徒は自分の答えが正しいと前の人と違っても自信を持って答えていた。これは本当に凄いなと思ったし2人の生徒達も思ったはずだ。こんな生徒達相手に授業をできたら本当に楽しいんだろうなぁと思ってしまうよ。

 ティーチングエイド作成セッションでは渡辺隊員が主体となりClinometerを皆で作成した。出来上がったこれと三角比を使い天井の高さを測定した。Tanの性質からも遠くから測った方が誤差が小さいということまで皆の結果を使って説明してくれて皆楽しんでいたみたいだ。その後は参加者皆で反省会を行い昼食を食べて解散した。夜は隊員だけで集まり今後の改善点などを話し合う反省会を打ち上げを兼ねて行い9時過ぎには宿に戻った。そして今朝7時発のバスに乗り生徒と一緒にネワラに帰ってきた。小さいバスだったので6時間半もかかったけれど無事に昼過ぎには着いた。自分の授業は少し不本意だったけれど、それ以外に得た物が大きく為になったワークショップだったと思う。本当に参加して良かったと思った。

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Mtwara techの生徒に混ざって授業を受けるHajiとSudi

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同僚のRashidの授業①

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同僚のRashidの授業②

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とても参考になったMedianの授業

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Medianのボードワーク

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真剣に授業を見学する参加者

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普段は生物を教えている服部隊員のTime convertionの授業

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現地教員のThe earth as sphereの授業

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渡辺隊員のLogarithmのティーチングエイド

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横手隊員のSolid figureモデル

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ティーチングエイドの紹介を聞く参加者達

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中村隊員の作成したAmplitude

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渡辺隊員が主体になり皆で作成に取り組んだClinometer
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